riverpeople story
ラフティングの経験に加えて、長年のカフェ営業で培った食へのこだわり。現役の子育て世代(子供は4人☺️)だからこそ分かる子供達との関わり合い方。独身時代に経験した、カヤック旅、自転車旅、バックパッカー。全ての経験全部ひっくるめて、riverpeopleに生きています。
自分達だからこそできる事を、自分の理想を形にしたい。そんな想いから2017年から動きはじめ、大田口カフェ開業10年目の2018年にriverpeopleをスタートさせたのでした。
今まで歩んできた道を少し振りかえると、それはriverpeopleに続く道のように感じます。ここでは、ツアーのこと、すなわち自分のことを知ってもらうためにも過去を遡っていきたいと思います。
2004年夏、当時23歳だった私はユーコン川を旅していました。当時、ユーコンへ行くにはそれなりの覚悟がいる時代で、自分にとっては大きな冒険でした。
さらに前の大学3年が終わった年、2001年、休学して日本を自転車で旅して回っていました。北海道の屈斜路湖のキャンプ場で出会った旅人にユーコンの話を聞いて、野田知佑さんの「日本の川を旅する」を手渡されたのがきっかけでユーコン川下りへの旅への想いを募らせました。
一年間の休学が終わり、大学に復学するも自主退学。若さに任せた長時間のアルバイトで、一年間に及ぶ海外旅行の費用を貯めたのでした。折りたたみのカヤックを買い、ユーコンへ行く決意を固め、前哨戦に四国へ。吉野川、仁淀川、四万十川へ。この時に、初めてラフティングに出会うことに。
ユーコン川下りへの前哨戦で訪れた四国で、偶然にもラフティングの存在を知ることになったのでした。
四国での川旅はとても充実したものなり、必ずまた帰ってこようと心に決めて、準備をしていた海外への旅をスタートさせました。
ユーコン川下りは現地に行くまで分からない事だらけでしたが、行けばなんとかなるものでカナダ🇨🇦ユーコン準州〜アメリカ🇺🇸アラスカ州まで約1600㎞を1ヶ月半ほどの川旅をやり遂げました。この旅の経験は、本当に素晴らしいもので、アウトドアで生きていく決心を決め、ちょっとした自信も持ったものでした。笑笑
2004年の夏はユーコン川下りの旅、それが終わると一旦帰国して次はNZへ向かいました。目的はNZ自転車旅🚲ワーキングホリデービザで7ヶ月ほど滞在し、キャンプしながら自転車で旅をしました。もちろん、自転車を置いて様々な山にも登りました。過酷な旅でもありましたが、心から楽しんで最高の日々でした‼️
あっという間に旅に明け暮れた1年は過ぎました。素晴らしい自然に感動し、多種多様な人々と出会い、今までとは違う新しい自分になったような気さえする貴重な旅でした。旅の終盤、2005年春には四国吉野川への気持ちが再燃し、帰国後3日後には四国に舞い戻ったのでした。
2005年から大手ラフティングカンパニーに勤務。当時、有難い事に川三昧の日々を過ごしていました。激流吉野川に惚れ込んで、どっぷり浸かっていた頃を懐かしくも感じます。
当時の経験は貴重なもので、リスクマネジメントはもちろん、川で起きる様々なアクシデントに対応する技量を身につけることができました。何より、川を愛する仲間達ができて今でも繋がっていることが一番嬉しいことです😊
冬のシーズンは、白馬で過ごしました。バックカントリー、テレマークスキーにのめり込み我先にとゴンドラに乗り込んでいたのが懐かしい。スキーパトロールも経験させていただき、雪山での怪我人対応やリスク管理を知る良い機会となりました。
時は流れ、2008年7月7日に大田口カフェをオープン。当時勤めていたラフティングカンパニーで同僚であった妻と結婚、そして開業という怒涛の日々でした。
吉野川と白馬を行ったり来たりしていた生活に区切りをつけ、生活の基盤を当時住んでいた大豊町にすることに。しかし、就職する気もなく、2人でカフェ業にチャレンジするという、なんとも「大丈夫か!?」と声をかけてしまう様な安直なスタートでした。実際にいろんな方に助言をいただきました。
若気の至りともいうべき無謀な開業だと今更ながら思いますが、突き進む力が強かったのか、なんとか営業を重ねていきました。
夫婦2人でスタートした大田口カフェでしたが、今では子供が4人👀子供達の成長と共に、カフェ営業と子育ての両立が難しく感じるようになりました。特に辛かったのは、川が好きで移り住んだ大豊町なのに、子供達をなかなか川へ連れていけなかったことでした😣
riverpeopleの立ち上げは、子供達のためという意味も含んでいました。自分達が惚れ込んだ吉野川。子育てはあっという間。今しかない時間を吉野川で過ごせること。僕たちにとって、本当に大事な決断でした。
riverpeople代表
喜夛河 隆一 1980/8/5生まれ
兵庫県明石市出身
豊橋技術科学大学
ラフティングやカヌーの他、カヤック・山登り・自転車・テレマークスキー(バックカントリー)など、いろんなアウトドア経験あり